Dazでは様々なポーズ集が販売されており、購入したポーズを適用すると簡単にきれいなポーズを取らせることができます。ですが、自分で直接作ったポーズを取らせたい場合もあります。
大まかなポーズはビューポートで取らせよう!
ビューポートで直接ポーズをとることに慣れてくれば、自分のオリジナルポーズを簡単に作れるようになります。
ポーズを取らせることをサポートするため、様々なツールが用意されています。PowerPoseやParameters、Puppereerなどのパネルを組み合わせてフィギュアのポーズを作っています。

大きな動きはビューポートで行います。その後、パラメーターをスライダーで操作するか数値を入力することにより、小さな動きを微調整できます。

さて、ビューポート上で動かしたい場所をクリックすれば、コントローラの上に2つのアイコンが表示されます。
押しピンのアイコンと手を広げたアイコンです。ポーズに関するツールなんですが、使いこなさばポーズを楽につけることができます!
まずは押しピンのアイコンについて説明していきましょう。
ピンで動かないように固定する!

「右手を動かしたら胴体も動いた!先に調節していた左手の位置がずれたちゃた!!」残念ですが、これは慣れないうちはよくあることです。
このような状況はピンを打って、動かしたくない場所を固定しておけば安心してキャラクターを動かすことができます。
ビューポートでピンを打つ方法ですが、まずは動かしたくない場所をクリックしてみてください。すると白色の押しピンのマークが表示されました。

ピンで固定すると回転や移動を制限することができます。
両足首をピンで固定すれば、腰を下げて後方にずらすだけで簡単に椅子に座ったポーズなども取らせることができます。
ピンのメニューの詳細

この白色の押しピンのマークを押してみてください。すると、いくつかの選択メニューが表示されました。詳細を見ていきましょう!
- Pin Translation :位置を固定する
- Pin Rotation :回転を固定する
- Unpin Selected: 選択されている場所のピンを取り除く
- Unpin All :選択したキャラクターのすべてのピンを取り除く
- Enabel Pins:ピンの機能を有効する
動かしたくないのは、回転なのか位置なのかを選んで固定することができます。両方とも動かしたくない、という場合は2つにチェックマークを付ければ固定することができます!
これで動かしてみると、ピンの効果で動きが固定されたのが分かります。ピンの色も白から紫へと変わりました。また、キャラクターを選択してみると、固定されている場所には選択していなくても紫のピンのマークが表示されるようになりました。
ピンを解除するには、Unpin Selectedを選択すると解除されます。また、キャラクターに設定しているすべてのピンを解除するにはUnpin Allですべて解除可能です。
ポーズを取ったアイコンは何に使う?

ピンで固定するアイコンの横に手を広げたアイコンがあります。こちらの機能についても説明しておきます。
このアイコンの中には保存したポーズを再現できるRestoreツールと、関節の可動域制限のOn・Offの切り替えができます。
- Restore Selected Item(s) Pose:選択した場所にmemorizeで保存したポーズを再現する。
- Restore Figure Pose:memorizeで保存したポーズを再現する。
- Limits On(Rotation):関節可動域の制限をする
- Limits Off(Rotation):関節可動域の制限を外す

Restore…に関しては、先にmemorizeでポーズを保存する必要があります。ポーズを保存していない状態で利用すれば、初期状態のポーズを再現できます。
memorizeに関してはこちらで説明しています。