レンダリングした画像の後ろに背景が欲しい時があります。
背景に3Dモデルを置いて雰囲気を出しているのに、その隙間から何もない空間が見えていたらガッカリしてしまいます。代わりに別の3Dモデルで背景の隙間を埋めてもいいですが、そんな時には背景に画像を置いてレンダリングしてみるのも1つの手です。
その背景に関する項目を設定できるのがEnviromentパネルです。それではさっそく背景の設定方法をご紹介いたしましょう!
Enviromentの開き方
なお、DazのレイアウトはHollywood Blvdを利用しています。
背景画像を設定するにはRenderタブを開いて、左側にある「Enviroment(環境)」と書かれたタブを開いてください。
お使いのレイアウトによっては「Enviroment」が表示されていないかもしれません。その場合はWindow→Panes(Tabs)→Enviromentの順にクリックしていくとEnviromentウインドウが表示されます。

初期状態では一目見ると何も表示されていないように見えるのですが、Enviromentパネルの一番上にTypeと表示されたラベルがあり、その横にはnoneと設定されているのがわかります。これをnoneからBackdropに変更します
Typeの設定項目
- none:なし
- Backdrop:背景
Backdropに変更すると表示画面が変わります。これで背景を設定することができるようになりました。
背景に画像を設定するには?
背景に画像を設定するにはBackgroundのカラーを設定する欄の横に下矢印が付いたボタンがありますのでそこをクリックします。すると画像を指定する欄が出てくるので、ここは[Browse]を選んで画像ファイルをフォルダから検索してみましょう。
画像ファイルを指定できると背景に画像が表示されるようになりました。
ただここで1つ重要な注意点があります。
指定する画像のサイズはレンダリングする際の画像サイズと合わせる必要があります。
仮にそれぞれの画像サイズが異なっていると、レンダリングした際に背景の画像が歪んで表示されてしまいます。
これを防ぐにはレンダリング設定で、画像サイズと同じピクセルサイズでレンダリングするように設定してください。
Enviromentパネルの詳細

ついでEnviromentパネルの詳細を説明していきます。
Backgroundの設定では、画像のほかに色を指定することもできます。カラーパレットから希望の色を背景に設定することができますので、背景色を利用したいときには利用してみてください。
Enviroment:機能説明
- Background:背景色、背景画像を設定できます。
- Rotation:背景画像を回転させます。
- Flip Vertical:背景画像を上下反転させます。
- Flip Horizontal:背景画像を左右反転させます。
- VIsible in Render:レンダリングで見える。