スマートコンテンツパネルの使い方

Hollywood Blvdレイアウトでは、スマートコンテンツペインは、「Actors、Wardrobe&Props」アクティビティの画面の左側にドッキングされています。

スマートコンテンツパネルはどう使うの?

シーンで現在選択しているものに対応する内容が、スマートコンテンツパネルに表示されます。例えばGenesis8が選択されているとしたら、Genesis8の衣装や髪などがスマートコンテンツパネルに表示されることになります。Genesis8に関連しないアイテムは表示されないので、簡単に選びたいアイテムを選択することができます。

もしシーンでアイテムが何も選択されていない場合、パネルには現在所有しているすべてのアイテムが表示されます。

カテゴリをクリックすると、そのカテゴリに割り当てられている利用可能なコンテンツが表示されます。また、多くのカテゴリには表示内容をさらに絞り込むためのサブカテゴリがあります。

スマートコンテンツを正しく表示するには、 DAZ Content Management Service(CMS)をインストールして実行されいる必要があります。

通常はDazのインストール時に自動的にインストールされます。CMSが正常に起動しているかどうかの確認方法は、Edit>Preferences を開き CMS Settings タブがあるかどうかで確認できます

FilesタブとProductsタブについて

スマートコンテンツでは2つのタブがあります。

  • Files:ファイルを参照する
  • Products:商品をダウンドードする

デフォルトとして「Files」が開くように設定されています。パネルの上部近くにある「Products」ラベルをクリックすると、「Products」タブに切り替えることができます。

Files

カテゴリを選択すると対応したファイルが、アルファベット順で並び替えられて表示されます。

目的の製品をダブルクリックすることで、アイテムをシーンに追加することができます。

Products

「Products」タブでは、購入したアイテムをダウンロードすることができます。

ダウンロードの方法は簡単です。たとえば購入したのがフィギュアのヘアーだった場合、まずカテゴリーのHairを選択します。

すると、これまで購入したヘアーに関するアイテムがすべて表示されます。ダウンロードされていないアイテムは白黒の画像で表示されるので、ダウンロードしたい商品をダブルクリックすることでダウンロードが開始されます。

実際に使ってみよう!

まずはキャラクターを読み込んでみる!

スマートコンテンツパネルを使用すると、キャラクターを簡単にロードすることができます。スマートコンテンツパネルを開き、「Products」ではなく「Files」を参照していることを確認してください。

「Figures(フィギュア)」カテゴリを選択すると、利用可能なすべてのキャラクターを見ることができます。 「Figures」カテゴリを展開すると、サブカテゴリが表示され、検索をさらに絞り込むことができます。 アイコンのいずれかをダブルクリックしてロードするか、アイコンをドラッグしてビューポートにドロップします。

今回はお好みのフィギュアを1つだけロードしてみてください。この記事にしたがってGenesis8の女性キャラクターから始めることをお勧めします。

服と髪の読み込み

フィギュアをロードしたときにおそらく最初に気づくのは、読み込まれたキャラクターが裸で、かつスキンヘッドだということです。スキンヘッドのキャラクターがお好きなら何の問題もないでしょう。ですが、ほとんどのシーンではキャラクターに衣服と髪を追加する必要があるかと思います。

フィギュアの服と髪の読み込みは、キャラクターの読み込みと同じくらい簡単です。

服や髪をロードするには、まず服や髪をロードしたいキャラクターを選択する必要があります。

キャラクターをシーンにロードすると自動的に選択されています。ですが、選択されているかの確認をする習慣をつけることをお勧めします。

Sceneパネルを開くと、現在選択しているアイテムを確認することができます。キャラクターが選択されていると名前が強調表示されています。

さて、キャラクターを選択した状態でスマートコンテンツパネルを開いてみましょう。すると、先ほどよりも表示されているカテゴリが少ないことに気付かと思います。

スマートコンテンツパネルでは、現在シーンで選択している対象により、表示されるコンテンツをフィルタリングしています。

衣服を読み込むには「Wardrobe」カテゴリを見つけてクリックします。これで選択したフィギュアで利用できる衣装が表示されました。「Wardrobe」カテゴリを展開すると、表示されるコンテンツをさらに絞り込むのに役立つサブカテゴリが表示されます。

キャラクターに着せたい衣服を選んでみてください。アイコンをダブルクリックするか、アイコンをキャラクターにドラッグアンドドロップすることで、アイテムをロードできます。

フィギュアに衣装を着せたので、次は髪を追加してみましょう。次は「Hair」カテゴリを見つけてクリックし、好きなヘアを選びます。次に、先ほどと同じようにアイコンをダブルクリックするか、アイコンをキャラクターの頭にドラッグしてロードします。

Genesis8の専用衣装の場合、自動的にキャラクターにフィットします。ですが、これが古いキャラクターの場合、Auto-fitツールが起動してGenesis8に衣装を着せることができます。

小道具の読み込み

すべてのシーンで小道具が必要になるわけではありません。

ただ小道具はシーンのもつ情報量を増やすことができるので、作品の世界観を作るうえでは役に立ちます。

小道具は、スマートコンテンツパネルの「Props」カテゴリにまとめられています。

ですが、ここで注意事項があります。

先ほども説明しましたが、スマートコンテンツパネルは表示されるコンテンツを選択した対象でフィルタリングしています。ですが小道具の場合はキャラクターに関連付けられていないものが多いです。そのため、キャラクターを選択した状態だとアイテムがフィルタリングされ「Props」カテゴリが表示されません。

ビューポートの空の領域をクリックすると、キャラクターの選択を解除できます。これで今すべて持っているPropsが表示されるようになりました。

なお、ほとんどの小道具は、どのキャラクターでも使用することができます。

キャラクターの選択を解除し、「Props」カテゴリを開いて小道具を確認してみましょう。アイコンをダブルクリックしてロードするか、シーンにドラッグアンドドロップでロードできます。

小道具がロードされると、キャラクターと一致しない場合があります。小道具を動かしてフィギュアにポーズを取らせて、自然に見えるように配置を調節してみてください。

環境の読み込み

作りたい作品によって環境オブジェクトが必要な場合と必要でない場合があります。作品の伝えようとしている内容に合わせて、利用を検討してみてください。

環境をロードするには、最初に現在のシーンの選択を解除する必要があります。スマートコンテンツパネルが環境をフィルターで除外しないようにするためです。

「Environments」カテゴリをクリックして、利用可能なすべての環境を表示してみてください。

環境は個別にロードできるように、いくつかのオブジェクトに分割されています。購入したセット全体を読み込むか、個別にオブジェクトを読み込んで配置するかを選ぶことができます。

読み込みたいプリセットを見つけ、アイコンをダブルクリックしてシーンにロードしてみましょう。または、アイコンをシーンにドラッグアンドドロップすることもできます。

知っていると便利!コンテンツタイプインジケーターとは

スマートコンテンツパネルに表示されるコンテンツには、アイコンの右上隅にコンテンツのタイプをしめすインジケータが表示されています。

コンテンツタイプインジケータは、ファイルに割り当てられたコンテンツのタイプに基づいています。具体的には色とラベルでコンテンツの種類を知ることができます。ラベルにはファイルの種類が書かれています。

一例としては以下のようなものがあります。

  • Actor:俳優・キャラクター
  • Wardrobe:衣服
  • Hair:髪
  • Environment:環境
  • Pose:ポーズ
  • Light:ライト

色でファイルの動作を知ることができる!

インジケーターはそれぞれ、ファイルをロードしたときにDAZ Studioの動作に対応する特定の色を持っています。

緑色のラベル

緑は何かがファイルによってシーンに読み込まれることを示します。たとえば衣服、小道具などです。

青色のラベル

青はオブジェクトがシーンに読み込まれると、シーン内で選択している既存のオブジェクトが変更される可能性があります。オブジェクトを選択していないと、そのまま読み込まれます。

これの良い例はアクター(キャラクター)です。

黄色のラベル

黄色はファイルを読み込むと、シーン内の既存のオブジェクトを変更することを示しています。

黄色のインジケーターが付いたファイルをロードするには、シーン内でオブジェクトを選択する必要があります。

ポーズとマテリアルなど。

赤色のラベル

赤いインジケーターは、ファイルと同じコンテンツタイプのオブジェクトをすべて置き換えることを意味しています。

たとえばライトプリセットを読み込むと、シーン内のすべての既存のライトを削除して、ファイルの内容で置き換えます。

すべてを置き換えるファイルとしてはSceneファイルが代表かもしれません。Sceneファイルとは、ユーザーが制作したシーン全体を保存したファイルのことです。

Sceneファイルを使用すると、現在のシーンのコンテンツ全体が削除されて置き換えられます。

マゼンタ色のラベル

遭遇するかもしれない最後の色はマゼンタです。この色は実用的ではないコンテンツがファイルに保存されていることを示しています。おそらく、この色に遭遇することないかと思います。

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