DazStudioにはいくつかのレイアウトが用意されており、簡単にカスタマイズが可能です。「パネル」や「ツールバー」をどこにでもドッキングでき、最もよく使用するツールを指先に置くことができます。
初心者~上級者までのオススメレイアウト
DazStudioには7つの「インターフェイスレイアウト」が標準で用意されおり、それぞれが特定のレベルのユーザー向けに設計されています。
これらのレイアウトをそのまま使用することも、独自にカスタマイズしたレイアウトを作成する際の出発点として使用することもできます。
- Full Service (Beta)(利用は非推奨)
- Hollywood Blvd(デフォルトのレイアウト)
- Self Serve
- City Limits Lite
- City Limits
レイアウトの切り替え方
レイアウトを切り替えるには、メインメニューバーの[Window]をクリックし、カーソルを[Workspace]サブメニューに移動して、[Select Layout]アクションをクリックします。
[Window]→[Workspace]→[Select Layout]
これにより、[Select Layout(レイアウトの選択)]ウインドウが起動します。 ウインドウの[Layout]のダウンメニューからレイアウトを選択できます。
インターフェイスの主要なセクションについての基礎知識
レイアウト切り替えについて説明する前に、DazStudioのレイアウトのセクションについて説明しておきます。
- メインメニューバー
- アクティビティバー
- アクティビティレイアウト

メインメニューバーには、ファイル、編集、ヘルプなどの一番上部に配置されたメニューのことです。「メニュー」には、「サブメニュー」と「アクション」が含まれています。

アクティビティバーには、「Actors, Wardrobe & Props」、「Pose & Animate」、「Lights & Cameras」、「Render」などのアクティビティを選択できるアクティビティタブが含まれています。
5つの基本となるレイアウト
Full Service (Beta):初心者向け*ただし利用は非推奨

「Full Service (Beta)」は初心者ユーザー向けです。 新規のユーザーがDazStudioの操作になれるのを目的に設計されています。レイアウトは非常に単純なワークフローを特徴としており、初めてのユーザーでも戸惑うことが少なくてすみます。ただし機能制限のため、最新のフィギュアは利用できない場合があります。
初心者を脱却して1歩進みだすと必要になる機能がメニュー欄からごっそり削除されているので、ほとんどのユーザーはすぐに別のレイアウトに移行することになります。また機能制限が施されており、レイアウトの変更ができません。
このレイアウトの操作を覚えたころには機能が不足してくるので、初心者の方であってもこのレイアウトの利用はお勧めできません。
Hollywood Blvd:初心者~中級者におすすめ

[Hollywood Blvd]はDAZ Studioのデフォルトのレイアウトで、DAZ Studioを初めて起動したときに表示されるレイアウトになります。
このレイアウトは先ほど紹介した[Full Service (Beta)]より多くのツールとアクションにアクセスでき、初心者から中級者まで幅広くカバーしています。
本レイアウトは前述の[Full Service (Beta)]と同様に単純なワークフローを採用しており、より一般的なレイアウトにしています。 このレイアウトは細かくカスタマイズできるので、好みの場所によく使うパネル等を配置することができます。
Self Serve:中級者~上級者におすすめ

[Self Serve]レイアウトは、より高度な[City Limits]レイアウトと初心者の[Hollywood Blvd]レイアウトの間のレイアウト構成をしています。
上部にはユーザーをガイドするためのアクティビティがまだ用意されていますが、さらに機能がまとめられています。 これにより自分のワークフローに合わせて各アクティビティをカスタマイズできます。
集約されたアクティビティに加えて、このレイアウトではツールバーにさらに多くのアクションとツールが配置されています。 各アクティビティには、そのアクティビティに合わせてツールバーに異なるアクションがあります。
スクリプトの編集も効率的にできるようにスクリプト専用のアクティビティタブも用意されています。
City Limits Lite:中級者~上級者におすすめ

「City Limits Lite」レイアウトは、中級者~上級者向けのレイアウトとなっています 。ユーザーが最初に気付くのは、上部に沿ったアクティビティバーの欠如です。それによりメイン画面が広くとられており、かつ1つの画面にほぼすべてのを機能が配置されているので作業性が向上しています。
[City Limits Lite]は[City Limits]を簡易にしたものです。レイアウトも[City Limits]とは少し違います。大きな違いはスクリプトやシェーダの編集タブがないので、スクリプトやシェーダを制作しない方にとっては抵抗感がなかく受け入れやすいかと思われます。
City Limits Liteは1つの画面に、ほぼすべてのを機能を配置しています。 スクリプトやシェーダの編集をしない方にとっては、この[City Limits Lite]をベースにカスタマイズしていくのもいいかもしれません。
City Limits:上級者におすすめ

City Limitsは、ワークフローを理解しているユーザーには最適です。 DazStudioとその機能に慣れた方は、City Limitsへの切り替えを検討してみてもいいでしょう。シェーダやスクリプトの編集もやりやすく、より高度な機能を提供しています。
まとめ
レイアウトの構成は冒頭でも説明したとおり、自分でも好きな場所にパネルを呼び出したりドッキングできます。
レイアウトの使いやすさは人それぞれです。DazStudioの操作にある程度慣れてきたら、好みのレイアウトをベースにカスタマイズして、自分で使いやすいレイアウト構成をみつけてみてください!